不動坂遺跡の発掘現場 

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2001年9月29日

北区田端不動坂遺跡の発掘現場説明会に行ってきました。

場所はJR田端駅南口すぐの田端台公園の北隣、

JR東台アパートの跡地です。

道灌山遺跡(開成学園グランド)の地続きの武蔵野台地上で、

古墳時代の遺構から出土した珠文鏡・玉類、

弥生・平安時代の竪穴住居跡、中世の道路遺構など

たくさんの遺構が発掘されていました

 

 

 

   
 

珠文鏡(径6cm日本製・古墳時代)と

勾玉(めのう製)

 

珠文鏡が埋納されていた土抗

この穴(SK008)から玉類141点を伴って出土した。

(古墳の遺構はない)

   
           
 

 

   
 

「佐岡?」と書かれた墨書土器

 

墨書土器の出土した住居跡(SI013)

   
           
 

 

   
 

クルルかぎ(平安時代)

 

クルルかぎの出土した土抗(SK002)

   
           
    掘立て柱群 

高床の建物があったらしい

土抗SK002)に隣接するが、時代は?

それにしても都内の現地説明会は盛況ですね。

   
   
    まじないをしたらしい不思議な住居跡(SI020)
古墳時代前期後半の竪穴住居

柱跡のない壁立の小さな家。炉が真中でなく角にある。

土器が壊されて廃棄され、また玉類が飛び散っていた。

拝み屋さんの家かしら?

   
         
    焼け落ちた竪穴住居跡(SI048)

弥生時代後期後半

炭化した垂木が残っている

   
           
    かまどの遺構

(煙を再現しているのだけど・・・)

   
           
    中世の道路遺構

現在の東台通り(JR線西側の台地上を南北に通る)に沿う

側溝から中世の陶器が出土した

枕木状の凹凸がある(木で舗装していた?
「牛馬が歩いた跡」という新説もある)