in 西根遺跡にて-4
2005.5.8 By.ゆみ
遺跡が1996年に発見された時、県道の橋脚の建設がすぐそばまで迫っていました。
喜多氏が翌年『印西の歴史』創刊号に発見の経過と採取資料について報告、その後、県道建設にともなう発掘調査が、1999年度と2000年度に、8590平方mにわたって行われました。
低地の遺跡としてその画期的な成果は、全国的に注目を浴びています。
縄文時代の遺物のほかに、古墳時代から中世にかけての水路跡・堰跡が見つかり、木製の農具や墨書土器も出土しています。
発掘調査の終わった現場は、小牧さん親子が拾われたような土器などは残っていません。
しかし隣接した水田の畔をよく見ると、小さな土器片が少しだけ見つかりました