in 吉見台遺跡のあった街-2

2004.12.24  By.ゆみ
縄文遺跡のある風景
 吉見台遺跡は、印旛沼の南約2.5kmに位置し、手繰川と鹿島川に挟まれた標高20〜30mの台地上にあります。

 1972年の調査で、中央の窪地の周囲に貝塚や濃密な遺物包含層が巡る縄文時代中〜晩期の集落跡遺跡として注目されました。

 1983年から宅地造成に伴う発掘調査が実施され、縄文時代早期(約7000年前)から各時代にわたっており、土器をはじめ様々な遺物が出土しました。


 
遺跡は、吉見台公園と隣接する臼井南中学構内のテニスコートにその一部が残されたそうです。
吉見台遺跡の特徴は、600個以上というたくさんの土偶が出土していることです。山形土偶など在地の土偶のほか遮光式土偶も発見されています。
いったいこの遺跡は、地域の縄文の村々の中でどういう役割りを果たしていたのでしょう。