京都西山と長岡京周辺の史跡を巡る

 

2001年12月29日撮影

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西国三十三カ所霊場の第20番札所の善峰寺

平安時代、西山宮といわれたほど僧坊が甍を競ったが、応仁の乱で炎上した。今はこの地大原野出身の徳川綱吉生母の桂昌院が寄進した堂宇が並ぶ。

 
         
 

 

たくさんの参詣者でにぎわう善峰寺の境内も、暮れの29日とあって、だれもいない。

お正月の飾り付けのされた手洗鉢が清々しい。

 
         
 

 

小塩の十輪寺は、在原業平隠棲の雅な寺。

業平の墓より、鳳輦型の本堂の甍を望む。

 
         
 

 

十輪寺の織部灯篭

 
         
 

 

旧山陰道入り口沓掛にある大枝神社は、年末の掃除の最中。

 
         
 

 

大枝神社の裏から近道して、桓武帝生母の陵に行くことができた。

桓武帝生母の高野新笠は、百済の武寧王子孫という。

 
         
 

 

延暦のころ、長岡京遷都に際し、春日神社を勧請した大原野神社。

奈良の猿沢の池を模したという境内の鯉沢の池は、ほとりの茶屋も閉まり、冬日の中、静まりかえっている。

ここからはタクシーを下り、ひたすら歩くことにした。

 
         
 

 

勝持寺は西行ゆかりの花の寺。

 
         
 

 

桜も紅葉もなく、人もいない冬枯れのころも、勝持寺境内には花の彩りが絶えない。

 
         
 

 

長岡京の周辺にひろがる乙訓の竹林

 
         
 

 

念仏発祥の地、法然開祖の光明寺

 
         
 

 

光明寺回廊

 
         
 

 

光明寺門前の乙訓の竹細工や箒を売る店

 
         
 

 

延暦4年早良親王が謀反の心ありとして幽閉された乙訓寺。

冬枯れの牡丹の畑のむこうには、鐘楼が夕日に映える

 
         
 

 

長岡天満宮の八条池

夕日が、西山に沈む。