2005.4.18 By.ゆみ

吉高の大桜の散りゆくとき-2
この一本の桜のために交通規制が敷かれ、30分ほど村里の古道を歩きます。
昔もここは分かれ道。
文化13年の「光明真言」の石塔には、「南 せと さくら」「西 まつむし 木をろし」の道標が刻まれています。

大桜のある畑の角も分かれ道。
「右成田」「左松虫」の道しるべのある馬頭観音さまも、半分埋まったまま桜に見とれているような。
Y字型の木の枝は「犬卒塔婆」。安産祈願のため供える慣しが、今も続いています。