2004.5.5 By.ゆみ
2004.4.26-29
幻の百済と李氏朝鮮の史跡を巡る旅日記T
温陽温泉街角のダストBOX
第1日目(4月26日) 成田から韓国の温陽温泉へ
夕食のプルコギ
一日目の写真はこれだけです
一夜明けて、27日 ホテルの外は雨
昨夏(2003年)加耶・新羅の史跡を廻り、帰ってから古代三国時代のもうひとつの王朝・百済の史跡を訪ねてみたくなりました。
大和の黎明期・飛鳥時代の文化・宗教に最もその跡を残しているのは、ほかならぬ百済の文化だったからです。
GWにちょっと早い4月の新緑のころ、手軽なパックツアーを利用して、短い旅に出ました。
第一日目は、成田からソウル近郊の仁川(インチョン)空港へ、そこからバスで南下して、温陽温泉へと向かいました。
大韓航空の午後便でしたので、仁川に着いたのは夕刻、入国審査に時間がかかり、自動車道は帰宅ラッシュの渋滞のようです。
成田はあんなに晴れていたのに、韓半島は西からの前線通過で冷たい雨が降っています。
車窓見る景色は、マンションの林立するニュータウンと、潮が引いて茶色い干潟を顕した海岸線でした。
仁川は特に干満の差が大きいところと、ガイドの李(イ)さんが説明してくださいました。
温陽温泉の街に着いたのは、7時半ごろ。古代百済時代から1300年の歴史がある温泉街だそうです。
鄙びた温泉街を想像していたのですが、原色のネオンをハングル文字の看板が氾濫しする地方都市でした。
プルコギの夕食後、さっそくホテルの温泉に行きました。
窓のない大浴場、ほとんどの人がアカスリに専念していて、のんびり外の景色を見ながら湯に浸っている日本の温泉場とは、大違い。
銭湯とスポーツジムの浴場をあわせたようなふんいきに、少々とまどいを感じつつ、第一日目の夜は過ぎていきました。