2005.10.3up By.ゆみ(Y)

26-2 馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム-見沼をのぞんだ縄文むら-


画家井山紘文氏の作品

☆10月2日(日) 10:00−16:30

午前の部

  
AM10:00 満員の来場者に、実行委員長・大田尭(東京大学名誉教授・元都留文科大学学長)が開会のあいさつ 

第1部 「見沼文化」の形成
  
井上香都羅氏の招待講演 
 
「みむろ物語」執筆に至った武笠家子孫との出会いと、両足切断の障害をのりこえ歴史研究に至った氏の生き方を語る

事務局力作の資料集を開く

事務局を代表し、鈴木正博氏が資料集の解説と、「 探そう見沼をのぞんだ伝説の縄文むら」の提案

さいたま市議会鳥海敏行議員のエール
 高柳・森永・細川議員も駆けつけてくださいました。
  
ワークショップで整理した土器の一部(遺跡から埋立地に棄てられた土器群)を展示し、休憩時間に見てもらいました


午後の部

第2部 現代の「見沼文化」

飯塚氏のピアノと映像の時間は大人気


作品は馬場小室山遺跡のテーマ曲

「岡さん岡さん、おかあさん」の曲に
こたえる岡市議会議員

    
フォーラム用に時代考証して「見沼をのぞんだ縄文むら」の作品を描いて下さった画家・井山紘文氏が語る
「馬場小室山遺跡とアートの世界」   
右上の絵は本職の前衛絵画新作品「縄文‐’05.09.01」

第3部  「縄文時代研究と馬場小室山遺跡の重要性」
   
最初に「環状盛土遺構」の事例となった栃木県寺野東遺跡を紹介する江原英氏(とちぎ生涯学習文化財団)

前日の学術フォーラムの成果をわかりやすく紹介するパネル・ディスカッション

コーディネータは阿部芳郎氏(明治大学教授)


馬場小室山遺跡と「縄文むら」の誕生を語る工藤幸尚氏(筑波大学大学院)

見沼周辺の先史遺跡の分布と変遷を語る斉藤瑞穂氏(筑波大学大学院)

第4部 実行委員会からの提案
   馬場小室山遺跡を中核としたパブリック・アーケオロジーと「見沼文化」の継承
     
事務局を代表し、馬場小室山遺跡と出会い遺跡に結ばれた「市民による市民のための考古学」の実践と、今後の文化遺産継承の展望を提案する
五十嵐聡恵さん(筑波大学大学院)
   

最後に地元在住の佐藤一子さん(東京大学大学院教授)のメッセージが司会の宮沢さんから代読されました。
「地域に古代の遺跡があるなんて、本当にすばらしい。(中略)
馬場小室山遺跡のもっている価値をみんなで学習しながら、大切に保存していけるよう、
様々な人たちが関わる運動になっていけるとよいと思います。」

会場のプラザイーストから、三室の森に美しい夕空が望めました。

ご来場ありがとう、皆様お疲れ様でした