安房の洞窟遺跡と古寺探訪 1 大寺山洞窟遺跡
「沼の大寺」の名で親しまれる総持院は、永長2年(1097)に安房国司源親元により創建され、中世は里見氏の加護を受けた真言宗の寺院。
その裏山の墓地の奥に高さ3m、幅6m、奥行き29mの大洞穴を含む3基の海蝕洞窟遺跡がある。
発掘調査により、古墳時代後期の12槽以上の杉材の舟が出土。
棺として使用されたらしく、舟棺の一つには人骨が入っていたとのことです。
跡から東京湾を望む。
古代人のあの世とは、この海だったのだろうか。
2005.12.30 2006.1.1up By.さわらびY(ゆみ)