大網寺大巌院(浄土宗)境内に、元和10年に雄誉霊厳上人が建立した玄武岩製の四角柱の名号石塔があり、各面には「南無阿弥陀仏」が、梵寺(インド)、篆字(中国)、ハングル(朝鮮)、日本の漢字で刻まれている。
使用されているハングル表記は、世宗代(〜1468)まで使われた古い東国正韻式漢字音によるもので、国際的にも貴重な資料だそうである。
文禄・慶長の役の記憶も残る江戸初期、雄誉上人にとって平和とは、具体的な国際的認識の上に築かれるものであったにちがいない。
雄誉上人の墓の傍らのツワブキ↓