よみがえる里山・馬場小室山遺跡の植物歳時記 No.1
ムラサキハナナ(紫花菜)アブラナ科
Orychophragmus violaceus
別名:ショカツサイ(諸葛采)
オオアラセイトウ ハナダイコン(花大根)
↑ 遺跡の第1土塚北斜面は下草が刈られたせいかこの花の大群落がみごとです。
モウソウチク(孟宗竹) イネ科Phyllostachys pubescens ↑
真冬に「タケノコを食べたい」という老母が願いをかなえようと、孟宗が、山に行くととタケノコが生えていたという「二十四孝」の孟宗の故事にちなむ名だそうです。
吉す
縄文遺跡の眠る馬場小室山遺跡
さいたま市の史跡となったこの遺跡は、縄文中期の大集落の上に後晩期の集落が営まれた珍しい「環堤土塚」として、中央窪地と土塚の一部が残されています。
その一部が新興住宅街に変貌してしまいましたが、市民による市民のための考古学「パブリックアーケオロジー」の活動により、遺跡のとしての価値が高まるとともに、下草や灌木が整理されて、里山として自然生態もよみがえりつつあります。
考古学上貴重な遺跡を観察するとともに、里山の自然にも注目してみたいと思います
中央窪地の竹林にて