湯の丸高原を染め上げる
レンゲツツジの大群落
上信国境の高原に、夏の到来を告げる華やかなひとときです
湯の丸高原に自生するレンゲツツジはおよそ60万株、昭和31年に国の天然記念物に指定されました。
このレンゲツツジの大群落は、明治37年に開設した広大な湯の丸牧場に牛を放牧したことにより、牛馬の忌避植物のレンゲツツジが食べられずに形成されてきた植生です。
その後、畜産業の低迷により昭和50年代頃から放牧が減少し始めると、、カラマツ等の生長で日陰になり、レンゲツツジ群落は衰退しつつあるそうです。
「『放牧によるレンゲツツジ群落の形成維持』は長い日本人の生活文化史の中で育まれた一つの文化遺産」という視点から、今、地域とボランティアによる保護事業が進められています。
⇒湯の丸山レンゲツツジ保護増殖事業への協力
鹿沢〜湯の丸高原・初夏の植物歳時記V
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By.さわらびY(ゆみ)