2009.1.3.By.さわらびY(ゆみ)
新春の高輪札の辻にて-2 東禅寺
二本榎通りから坂を下り、東禅寺を訪ねました。
江戸四箇寺の1つで、伊達家や池田家の江戸での菩提寺となった名刹です。
幕末に英国公使館となったことから、1861年とその翌年、攘夷派による英公使襲撃事件の舞台となったところでもありました。
明治になって北村透谷がこの寺の境内に住んでいたとのこと。
高層ホテルに囲まれて「境広く、樹古く、陰鬱として深山に入るの思あらしむ」(透谷著、「鬼心非鬼心」)という雰囲気の多少とも残る一角でした。(Tブログ→北村透谷と東禅寺)