大門街道を走って鳥羽山洞穴を探した。八重桜の向こう、依田川の清流を挟んでぽっかりと開いた洞穴、ここには古墳時代中期の遺物が残されていた。 古墳を築かずここを葬所とした人々は、洞穴が口を開ける山中、または川の源に他界を観念したと、辰巳和弘氏は『黄泉の国の考古学』で述べている。
出土した馬の轡と鏡板、須恵器の二重ハソウ (丸子町郷土博物館にて)