2003.5.3
PHOTO. by.ゆみ
新緑の信濃・史跡探訪

 丸子から鹿教湯へ抜ける途中、温泉の湧き出る山間に霊泉寺という中世からの寺院がある。
 寺僧が不治の病の人々を癒した寺湯の傍らには、鎌倉末期〜室町初期の総高145cmの完全な姿の五輪塔が立っていた。

 独鈷山の向こうは信州の鎌倉と称される塩田平。
 その中でも、前山寺は静かに心落ち着く古刹である。
 「未完の完成塔」と言われる三重塔は室町末期の作。

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