東京低地の石信仰“立石様”のなぞに挑む

葛飾区立石遺跡調査の現地説明会ルポV
2006.7.30 By さわらびY(ゆみ)
ボランティアの方による調査の概要の説明を、老いも若きも熱心に聞き入ります。

←参道入口の鳥居内側の調査区
1mも掘らないうちに水が湧いてきて、水田に面した微高地だった『江戸名所図会』の光景が目に浮かびます。

↓シルト層という灰黄褐色の地山まで掘り込んでいくと、立石様から鳥居の方向に緩やかに傾斜していることがわかります。

↑参道沿いの調査区
「今ここから、江戸時代の陶磁器のかけらが出ています」

→ちょうど、円筒はにわのかけらが、立石様の直前で出ていました。

(なお、立石様の結界の中はおそれ多く調査しないそうです。)