2007.1.11
By さわらびY(ゆみ)

33 「2007亥年」を迎えた新春の小室山 


「僅かながら 今に残された 山林に聴くがよい
子孫のために たたかい守るべき地 他に ありや なしやと」


 正月8日は小室神社の初詣から

 2007年正月、馬場小室山遺跡研究会の活動も3年目の新たな年を迎えました。

 まずは、小室山の主・小室神社の女神さまに新年のご挨拶、三室中学の手前にそびえる小山のような縄文の土塚も新春の陽に映え輝いています。

 さて三室公民館では、新年1月8日、昨年10月の第3回フォーラム以来、久しぶりにメンバーがそろい、これまでのパブリック・アーケオロジーの成果を振り返りつつ、新しい出発へ向けての提案を共有化するための新年会を行いました。
 今回は特に、私たちの活動や馬場小室山遺跡、そして見沼をとり上げてくださったマスメディアの映像作品や、ドキュメンタリー映画制作者の浅野光彦氏の映像作品を鑑賞できるとあって、楽しみな一日になりそうです。




三室神社にみんなで初詣

注連縄も清々しい社


 「竜のささやき・・・見沼に訪れるものへ」

 ワークショップの冒頭に、『竜のひげ』第17号(「見沼文化の会」2006.11.3発行)に掲載された宮田正治さんの「巻頭言」が紹介されました。
 その文章は、まさに見沼の歴史と小室山遺跡の現代を、感動的に表現されておられます。



臨場感そのままの「映像考古学」事始
ワークショップでは 馬場小室山遺跡と見沼関連の映像作品を一挙上映!

☆「ウイークエンド930・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」
  (テレビ埼玉2006.11.20放映)

☆「ニュース特集・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」(J:COM TV)

☆第3回フォーラムで披露された自主制作ビデオ「見沼をのぞんだ縄文むら」
 撮影・製作浅野光彦氏

☆同じく浅野光彦氏の新作品
見沼が諭す 見沼田んぼ その治水の歴史と現在」
(グリーンチャンネル「アグリネット」2006.11.13放映)
 

☆第1回フォーラム講演者の井上香都羅さんの紹介ビデオ
 (井上さん寄贈・大分放送ビデオ)
☆午後は、「パブリック・アーケオロジーとしての映像考古学」と題して、浅野光彦氏が撮影された「貝塚文化」の価値を紹介するビデオ作品(未編集・未公開)を鑑賞しました。
今年の行動計画と、アイディアと初夢?は

 2008年はかくして、にぎやかに始まりました。
 今年の行動計画と、アイディアと初夢?は次のとおりです。

@日本考古学協会第73回総会「研究発表」にエントリー (研究発表題目:「馬場小室山遺跡研究がめざしたパブリック・アーケオロジーの理念と実践」)
A2005年10月1日実施のプレ・フォーラム『「環状盛土遺構」研究の到達点』記録集の発刊
B鈴木正博氏が、齋藤弘道氏の還暦祝論文として『馬場小室山遺跡の「窪地」から後谷遺跡の「窪地文化層」へ―大宮台地における晩期中葉「安行3d式」生活様式の一様相−』を執筆され、2月12日の茨城県考古学協会主催の合同祝賀会までに刊行予定
C「縄文土器カルタ」を作ろう (例 「う=雲母きらきら阿玉台」なんて・・)
D5月4日(休) 恒例の馬場小室遺跡のクリーンナップ大作戦実施
E10月8日(休) 第4回市民フォーラムの開催