2008.9.25
By さわらびY(ゆみ)
42 2008夏のワークショップ〔貝輪製作実験工房〕
猛暑の夏も楽しくワークショップ
8月3日(日)第37回馬場小室山遺跡研究会ワークショップは、さいたま市西区内野のギャラリー「風画」に遠征し、前回の市民フォーラムで土器作りについてお話いただいた井出政男氏の個展「遥かな縄文土器」を鑑賞しました。
(私は仕事で参加できなかったので、連れ合いが撮ってきた画像を紹介します)
縄文時代の腕輪「貝輪」製作に挑戦
8月10日と9月15日のワークショップは、「貝輪工房」を開催。石で貝を割るけたたましい音が三室公民館に響き渡りました。(あるけ〜さんの動画 You Tubeでその音を実感してみてください)
さて縄文時代にはやった貝製の腕輪「貝輪」はどのように作るのでしょう。
まだ改良の必要があるよう。⇒次ページ『「貝輪」つくり-3回目の挑戦』でうまく作るコツを伝授します。
房総の海岸で集めたベンケイガイ(奥)
手前は、イタホガキとサトウガイ
荒割一次
ベンケイガイの中央部を軽く敲きます
裏返して中央部を強めに
丁寧に敲いて・・
細かいひびが入ったら→
軽く一撃!
真中がポッコと抜けます=快感!のひと時
いったんこの快感を覚えると、病みつきになります
この段階までの成功率は2割ぐらい
ここから荒割2次作業
表からも敲いて穴を拡げていきます
細さに欲張ると、危険率90%?
荒割完了! 選ばれし奇跡の賜物です
ここから研磨、ひたすら根気の作業です
砥石の代わりの紙やすりでは
効率的でないのですが・・
子供がはめても痛くないところで完成!
できた貝輪をはめてみる
貝輪は本当に腕に装着できるのでしょうか。できた貝輪を実際にはめてみました。
小学校6年生(12歳)の男の子 らくらく通ります |
今年の第5回馬場小室山市民フォーラムのキャラクター「ムロさま」の晴れ姿 貝輪は一つじゃなくて、複数装着が常識。 出来上がった4個の貝輪をはめてみると・・→ LINK⇒わたしの「貝輪=楽器」論 |
実は、12歳の男の子も、女子大生も4個のうち手が通ったのは1個だけ。 そこで、小学校3年生の女の子に、はめてもらいました。 かるがると4個とも通って、手を振るとシャラシャラととても良い音がします。 貝輪って、装飾品って思われてきたけれど、楽器だったのかもしれません。 貝輪をつけて踊る少女たち。 縄文の祭りが今始まります。 |
では、私も。(○○歳 成人女子) 手を上手に回すとなんとか通ります。 |