2004.10.16 By.ゆみ

6. 2004年10月16日の馬場小室山遺跡
 

今朝、馬場小室山遺跡へ行ってきました。

整地作業の工事は、昨日、今日で一気に進み、午前中いっぱいで、ほぼ発掘調査現場の埋め戻しと巨木の伐採が終了しました。
遺跡の東側の中央くぼ地からずっと見守っていましたが、20m以上の高さの樹木の根元が大きくユンボで掘られ、ドシンと地響きがして、根ごと引き倒されていきました。

作業の休憩時間に、警備のおじさんに話をして整地したところを観察させてもらいました。土器片は、湿った土まみれで見えにくいのですが、夥しいというほどではないのものの、北側にはけっこう散乱しています。

遺跡は、発掘調査の跡が残土で埋められ、樹木のあったところは伐採のため大胆に掘削されましたが、今日現在、盛土の厚い包含層が全て破壊されたわけではありません。
ですから、決してあきらめることはないでしょう。
宅造のために山全体の土取をするのは、次の段階ですので、その前に次善の策がとられることを祈ってやみません。



北側の工事現場入り口

南側の道から 右手は中央窪地の竹やぶ

中央窪地から

目の前で20m以上の高木が倒されていきました

発掘調査現場は埋められました

南西側盛土付近

西側の道から

土の中からの土器片