T 「見沼フィールド・ミュージアム構想」について学ぶ |
『地域交流センター通信』に掲載された大田堯先生の「見沼フィールド・ミュージアムを呼びかける」の記事 |
『地域交流センター通信』第16号(都留文科大学地域交流センター2009年12月16日発行)の特集として、「フィールド・ミュージアムと暮らし・教育の思想−大田堯先生とともにする都留フィールド・ミュージアム−」のメーンに、大田堯先生の「見沼フィールド・ミュージアムを呼びかける」という数ページにわたるインタヴュー記事と、「見沼にかかわる人びと/鈴木正博」として「見沼への想い―馬場小室山遺跡との出会いから―」が掲載されました。
インタヴュー記事の中で大田先生は、「プレヒストリーといって、人間がまだ日本人でないころの人間というか、肩書きのない人間というもの、歴史以前の歴史ですね。それから問題を考えるということは人間を考える非常に重要なことなのに、という思いがありましてそんなことを話していましたら、フォーラムの実行委員長になれという向こう側の正式の要求が出ました」というフォーラムの実行委員長をお引き受けされた経緯や、この遺跡の重要性に触れられています。
午前中のワークショップでは、私たちと活動を共にされてきた大田先生が、第5回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」で新たに提案された概念でもある「見沼フィールド・ミュージアム構想」の内容への理解を深めました。
そして馬場小室山の縄文遺跡を形成した見沼の自然環境とのかかわりをベースに、まずは「みぬまっぷ野帳」の制作など、市民による「地域のきずな再生」を模索する検討を始めます。
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U 1月30日)に 明治大学博物館友の会主催「2010年会員発表会」で蕨俊夫(画像左)が発表する「馬場小室山遺跡と市民交流」の予行演習をしました。
プロジェクターの代わりに「紙芝居」で予演会
本番は、1月30日(土) 明治大学大学会館8F会議室(御茶ノ水駅下車)で、13:30から行われる<第一部>会員発表会の中で行われます。
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V 「陶音」でランチの後、見沼の守り主「武蔵国一宮 氷川女体神社」に初詣をしました。
←画像をクリック
神社の前には、さいたま市がたてた新しい案内板がありました。(馬場小室山遺跡の史跡表示がないのは残念)
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W 「土偶」をテーマに「縄文デザイン工房」
前回と同じように 透明なプラスティック板を下絵の上に置き、油性ペンでなぞり彩色、オーブントースターで熱して収縮させ、キーホルダーを作ります。
今回 初めての方も、前回 土器の実測図でお試し済みののメンバーも、井山さんが描いてくださった土偶の下絵で、楽しく挑戦しました。
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皆、夢中です 力作・珍作大集合
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X 埼玉のみみずく土偶をめぐり、「大英博物館・DOGU展」カタログに(珍)発見?
井山さんが「縄文デザイン工房」の下絵の準備で、大英博物館カタログの写真を参考に「真福寺貝塚土偶」トレースの絵を描いていたところ、そのデザインが真福寺貝塚の「安行2式」土偶とは違う!と気づきました。
なんと、鴻巣市滝馬室遺跡の「安行3a式」土偶が、さいたま市岩槻区真福寺貝塚の土偶として紹介されていたのです。
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井山さんが描かれた絵:左が真福寺貝塚の土偶 右が滝馬室遺跡の土偶 この絵を下絵にしてできた皆の作品(違いがわかる?) |
左が真福寺貝塚の土偶を載せている文化庁の「大英博物館海外展 貴重記念 国宝土偶展」(2009/12/15日〜201/2/21)のカタログ
右が、滝馬室遺跡土偶の写真を、真福寺貝塚として紹介している大英博物館の「DOGU展」(2009/9/10〜11/22)カタログです。
(「大英博物館展」では、どちらが展示されていたのかな?) |