2014.10.13
By さわらびY(ゆみ

69 台風19号接近のなか、
シンポジウムへ向けて第64回ワークショップを開催

 10月13日(月・祝)は、三室公民館で、朝から「馬場小室山遺跡フォーラム」第64回ワークショップ。
台風19号接近にもかかわらず15名が参加、新しい方々のお顔もあり、11月3日と23日のシンポジウムへ向けてヒートアップしてきました。
 午前中は、11月3日の秩父と見沼合同シンポジウム 「縄文人は何を考え、どう生きたか? −土偶、その表現と祈り―」の講師の小野美代子さんと鈴木正博さんからの土偶についてのレクチャーがあり、土偶の研究史や課題について理解を深めることができました。

 





レジュメと11月のシンポジウム開催のPR用リーフレット

右のレジュメ   11月3日のPR用のチラシ

 午後は、研究課題になっている「製塩土器」をめぐって、鴨志田隼司さんから鹿島低地縄文遺跡に関する地形環境考古学の詳しい説明と、鈴木正博さんから東北階上町の山間部出土の大型の製塩土器が紹介されました。

 さらに、斎藤瑞穂さんから「山田湾まるごとスクール」のこれまでの報告とこれからの取り組みが提案されました。
 その提案の一つは、考古資料のレスキューで、山田史談会会長の川端弘行先生が蒐集、津波に被災しつつも守った船越半島の縄文土器片の保存と分類などの作業をみんなでやろうということでした。


   
左:山田町船越大浦 の川半貝塚の土器片
右:陸前高田市小友町ウソ沢貝塚の土器片

 ワークショップは3時半、風雨が強くなる前にいつもより早めに終了、皆さん無事帰宅できたようです。
 来月は3日と24日の二つのシンポジウムを開催します。充実した内容になりそうで、楽しみですね。