2015.4.2
By さわらびY(ゆみ

73 桜前線を追って見沼通船堀を散策&学習会のワークショップ開催


T 午前中は見沼通船堀の桜と史跡の探訪

 2015年3月29日(土)、午前十時に東浦和駅に8名が集合、桜前線を追って、見沼通船堀沿いのお花見&史跡ウォークを楽しみました。
 予報で危ぶまれたお天気も、午前中は心配無用。
 西縁から通船堀へ下っていくと、一気に咲き始めた桜が、私たちを出迎えくれました。

 お花見をしながら、見沼の地形、国史跡の見沼通船堀のしくみ、江戸時代の灌漑事業と通船にかかわる史跡等を観察し、有意義な散策になりました。


 
                        見沼代用水の西縁を行く
    

    
見沼通船堀西縁 (右は西二の関付近)

 


      

差配(船割役)の鈴木家住宅    1/2スケールで復元された通船堀を通る船       通船堀東縁の閘門                       

   

八丁堤(赤山街道)へ上がると、附島女体神社の境内には、縄文早期の土器片が落ちていま
した。
この場所は、縄文時代、見沼の湾を見下ろす高台であったのでしょう。


東縁の東端の高台には、木曽呂の富士塚が築かれていました。
寛政12年(1800)に丸参講の信者蓮見知重の発願で造られた高さ5.4mの埼玉県で最古の富士塚です。
通船堀沿いに、朝出発した西縁へと戻りました。
五分咲きだった桜の花も、3時間ほどの間に、八分咲きに開花。
春の爛漫が楽しめました。

U 三室公民館でワークショップ

 午後は、三室公民館で「先史産業考古学」研究への取り組みへの提案と話し合いなどが行われました。


 まずは、馬場小室山遺跡が埼玉県指定史跡になったことが報告され、「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」の所期の目的が達成されたことを受けて、今後は現代社会のより複雑で多様 な価値観と「かかわる」遺跡として、パブリック・アーケオロジーを原動力とする新たな挑戦が提起されました。

 「先史産業考古学」研究については、2015年からの新テーマとして浅野光彦氏から提案され、進め方としては価値の多様性と経済発展にみる集団地域社会構成を追及し、地域社会を超えて供給される物流が顕著に見られる製品と製作遺跡について考えていくとのこと。
 具体的には秩父の環境資源が荒川を通じてさいたま市へと供給され加工される関係を考えていくため、縄文時代晩期の事例として旧大宮市奈良瀬戸遺跡に学ぶことになり、秩父の蛇紋岩と緑泥片岩の利用を代表例とする関係に注目して検討していくことが提案されました。

 その他、3月1日にNPO野外調査研究所と共催で、第3回コムナーレ・フェスティバルで「山田湾まるごとスクール」のポスター展示を行い交流を深めたことが報告されました。
 また、昨夏に鴨志田 隼司氏が神奈川県平潟湾で採取した「海水とアマモ」を用いた塩づくりの実験結果が報告され、充実した時間でした。