2004.10.5 By.ゆみ
2 馬場小室山遺跡のあるところ
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1 馬場小室山遺跡
2 馬場北遺跡
3 松木北遺跡
4 松木遺跡
5 水深北遺跡
6 北宿遺跡
7 北宿西遺跡
8 東宿遺跡
さらに、6の西には大古里、中原後遺跡があります
←馬場小室山遺跡
←馬場小室山
←市立浦和博物館
⇒マピオン地図
 さいたま市緑区三室は、遺跡の多いところで、その真ん中に馬場小室山遺跡があります。

 地形的には東から北にかけて、見沼の谷が入り込み、そこからの多数の溺れ谷が舌状台地をつくり、その上部に、旧石器から弥生・古墳時代にいたる遺跡が形成されています。

 縄文時代の遺跡はたいへん多く、特に中期から晩期については、馬場小室山が遺構や出土品で突出していますが、人面画土器や土偶の付いた土器、そのほか祭祀に使用したと思われる特異な遺物は、特に馬場小室山遺跡で集中して出土しています。

 三室には氷川女体神社があり、それゆえに三室とは「御室」であり、見沼は「御沼」であったといわれますが、小室社のある小室(おむろ)山もまた聖なる山であったにちがいません。

 見沼には竜神伝説など印旛沼と共通する伝承があり、また「見沼の竜は干拓により住めなくなったので、印旛沼に行った」とも言われていて、印旛沼とは古代からの密接な関係が感じられます。
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上:彩色地形図(C)財団法人日本地図センターを使用
左:国土画像情報(C)国土交通省を使用
参考HP:「見沼の竜はどこへ行った」 @東浦和探検隊HP
←女体神社
←御船祭
   祭祀遺跡