2008.7.29
By.さわらびY(ゆみ)

=姿を現した八千代市平戸台8号墳=
その発掘調査と見学ルポ 
No.7  

7/28 一夜明けて 大刀を取り上げ、調査も終盤に・・・
 現場説明会から一夜明けて、石棺内の遺物の取り上げ作業が少人数で続いています。

 夕方、やや涼しくなったころ、大刀を上げるというので見ていたら、平戸地区の旧家のおじいさんが、見物に来ました。
 昨日の現場説明会は体調が悪く、見に来るのが今日になってしまったそうです。

 八千代市郷土歴史研究会の聞き取り調査でお世話になっている方で、平成5年にお持ちの地所の間見穴古墳が新県道の調査対象となったので、とてもご興味をお持ちでした。

 おじいさんが静かに見守る中、2振りの大刀が注意深く、取り上げられました。

「昔のお墓が、どんな具合か見にきたよ」
「どうぞ、どうぞ」


今日は、また補助員さんが2人だけの現場、
ゆったりと時間が流れています

16:15 
南側(被葬者の足元へ向かって左側)の鉄刀を取り出します


途中で折れてしまっているようです



南側の大刀

続いて、北側の大刀もあげます


刀の上の方の鍔

14:33 無事 取り出しました


北側の大刀 とても残存状態が良いようです

おじいさんが見守る中、デジカメでも記録

補助員さんも、携帯電話でパッシャ!


16:44 発泡スチロールに載せて、静かに車に運び、今日はおしまい。
じっと見ていたおじいさんも、めずらしいものを見せてもらったと携帯電話で撮影しておられました

⇒石棺内から最後に玉類が数点見つかりました。
おまけに13年前の間見穴古墳現地説明会の写真をどうぞ。