下総国府と国分寺造営に関わる古代遺跡 U

2004.10.8
 国府台遺跡現地説明会のレポート1

2004.10.9 By
 市川市国府台の千葉商科大学内の現場で、下総国庁想定地南側の地点です。

 8世紀終わり頃の幅4mもの大きな南北の溝がメーンです。
 これは国衙の東の区画を意味し、今回の発掘で国衙の想定範囲がはっきりしたそうです

 そのまえの7世紀後半の国衙造営にかかわる竪穴建物群が、この大溝の軸線と角度が西に傾いてあります。
 国衙造営にかかわって動員された作業員の飯場?なんて想像されます。
大きな溝
(国衙の東の区画線)
←竪穴建物群
(軸が西に傾いている)
幅4mの南北の溝(国衙の東の区画線)
      西に傾いた竪穴住居址
(旧校舎の遺構が東西の軸線です