奥の院へは、大岩の洞門をくぐって山道を行き、絶壁を登ります。 前夜初雪が降った秩父の山、鎖を持つ手が凍えました。 足元がすくむ岩頭をよじ登ると、大日如来像が、迎えてくれました。 宝暦二年 西村和泉守作とのことです。
巨大な岩船の艫に大日如来、そして舳に聖観世音菩薩(お船観音)。 秩父の絶景の中、静かに立っていました。