2004.10.14 By.ゆみ2005.10.11更新
馬場小室山遺跡への現地視察GUIDE
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   行き方ガイド

☆ 車では
  東北自動車道浦和インターから10〜20分 ⇒マピオン地図参照

☆ 電車とバスでは

 武蔵野線「東浦和駅」より「馬場折返場行」行きバスに乗車 「三室中学校」下車。
 アイダ設計の売り出し中の新築住宅街が、「馬場小室山遺跡概念図U」の凸2の盛土部分を含む遺跡上にあります。⇒@nifty地図参照

 さいたま市の史跡となった森(市有地)が、アイダ設計の新築住宅地の東側にあり、その間の小路(「アカミチ」)を登って、さいたま市が遺跡を解説したプレートのところまで行くことができます。ここから中央窪地が臨めます。
 中学校とは反対側の市有地の南端に小さな鳥居と社(小室神社)があり、そこからも、竹やぶの茂る中央窪地に行くことができます。その場合は「松木」でバスを降りると便利です

  遺跡のすがた⇒次ページの概念図


   遺跡見学での注意!

 1 近隣の住民の方々、宅造地で仕事をしている方々への配慮をしましょう。 他人の土地に無断で入ることはマナー違反です。

 2 市有地は、「市有地につき無断立入り禁止」の張り紙がある場合があります。市有地内はまだ、整備はされていませんので、足もとの安全と火気には充分気をつけてください。また史跡ですから、絶対に遺物の採取はできません。

 3 宅造地内の工事で埋蔵文化財を発見したときには、さいたま市教育委員会文化財保護課に連絡し、その対応について確認して下さい。
    
 「馬場小室山遺跡」とは
 さいたま市の馬場小室山遺跡は、縄文人が去った後も全く壊されずに残った重要な遺跡です。
 窪地を真ん中に、塚がとりまくその地形は、縄文時代後晩期の不思議なムラの姿として、近年「環状盛土遺構」などとよばれて特に注目され、同様な遺跡は相次いで国史跡の対象となっています。
 馬場小室山遺跡も二十年前からの32次の発掘調査で得られた考古学上の成果から、「縄文文化の正倉院」として注目された遺跡でしたが、2004年夏、保全を求める住民の署名運動の声も届かず緊急調査が始まり、しかも未調査の遺構を残して調査が終了するという前代未聞な事態を伴って、その秋には遺跡の最重要な西側の盛土遺構を含む四千uの宅地造成が始まりました。
 この拙速な経過に心を痛めた市民・考古学研究者が、現地見学や勉強会、また宅地造成地で土器などの文化財の救出を続け、2005年3月市有地として残された遺跡の一部はさいたま市指定文化財史跡となりました。