Photo 2008.8.13 Up 2008.9.2
By. さわらびY(ゆみ)


2008年8月12〜19日

= ポーランド紀行 フォトアルバム =
No.4

8月15日(金)AM
アウシュヴィッツビルケナウ強制収容所


INDEX  No.1 ショパンの生家とワルシャワ旧市街  No.2 ヴィラヌフ宮殿&ワジェンキ公園

      No.3 チェンストホーバの「黒い聖母」巡礼  No.4 アウシュビッツ・ビケルナウ強制収容所


     No.5 ヴィエリチカ岩塩坑
 
アウシュビッツ強制収容所にて
 今回のポーランド世界遺産見学旅行の大きなテーマのひとつに、「負の世界遺産」アウシュビッツ訪問があります。
 現在、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所は、世界の人々に平和と人権について問いかけるため、ポーランド国立オシフィエンチム博物館になっています。

 私が、この旅の前に知っているアウシュビッツは、映画「シンドラーのリスト」やドキュメンタリー番組「映像の世紀 第5集 世界は地獄を見た・・」 、コルベ神父の伝記や『娘と話すアウシュヴィッツってなに?』などの概説書の域を超えていませんでした。
 今回は幸い、オシフィエンチム博物館唯一の外国人公式ガイドの中谷剛さんに、案内していただきました。

 アウシュヴィッツを訪ねるということは、また「負の心の遺産」をひとりひとり背負うということ。そのしんどさをひとりではなく、ともに負ってくれる同行者とともに旅をする、そういう意味で、この旅は、現代の本当の「巡礼」なのかもしれません。

 博物館となっている強制収容所の深刻な内容の展示を撮ることもできず、また、画像に自分の言葉でキャプションをつけることがほとんどできませんでした。
 真剣さ・探究心が足りないと言われればそのとおりで、どの光景も私にとってはただひたすらに「祈り」の場でした。

 アウシュビッツについてきちんと知りたい方は、中谷剛さんの書かれた『アウシュヴィッツ博物館案内』をお読みください。
 また、WebでもWikipedia「アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」からガイドHP、研究書など探索できます。

 私も学ぶのはこれから。そのうちブログなどで発信していこうと思っています。




アウシュヴィッツ強制収容所の門を入る・・
  
そこには、世界中からアウシュビッツを訪ねる現代の「巡礼」の姿がありました

主の祈り


天におられるわたしたちの父よ


銃殺刑の場「死の壁」

み名が聖とされますように。み国が来ますように。
 


コルベ神父が身代わりを申し出た点呼の場

みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。


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第二強制収容所ビルケナウにて

ビルケナウ強制収容所入口

わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。


わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。


極寒の地に残る木造バラックの暖炉の跡

わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。



 「アウシュビッツが人類史上、類をみない悲劇の場所であるとしたら、そこを私たちが決して越えてはならない領域として、常に人々の目にさらしておくことは重要である。
 そしてそこで繰り広げられた悲劇は一つの事実として存在すべきである。」
  中谷剛「良心の選択」から