八千代市郷土歴史研究会


Web速報版 No.6

2006年12月〜07年4月の報告ページです

o.9 09年4月〜10年3月の報告  No.8 08年4月〜09年3月の報告 No.7 07年4月〜08年3月の報告
No.6 06年12月〜07年3月の報告 No.5 05年4月〜06年11月の報告 No.4 04年10月〜05年3月の報告
No.3 04年4月〜2004年9月の報告 No.2 03年11月〜04年3月の報告 No.1 03年1月〜03年10月の報告

報 告
3月18日(日)   歴史散歩 木下のまちかど博物館めぐり

・27名の会員が参加し、土蔵・町屋の保存と活用、地域の歴史資料の調査を行っている「木下まち育て塾」会員のご案内で、印西市の木下〜六軒地区の歴史を探訪し、また「木下まち育て塾」の市民の活動について学びました。

・コース:木下駅10:00〜中央公民館〜瀧田まちかど博物館〜厳島神社〜木下河岸跡〜銚子屋(昼食)〜吉岡まちかど博物館〜武蔵屋まちかど博物館〜木下駅16:00



木下駅〜六軒地区へ 画像をクリックすると大きくなります(期間限定)

JR成田線木下駅
この昔ながらの駅舎も、もうすぐ橋上駅になり姿を消すそうです


木下まち育て塾の会長さんほかご案内役の皆さんが、はっぴ姿で出迎えでくださいました

まちかど博物館の案内ポスター



六軒川と弁天川にはさまれた中州の端に立つ
中央公民館
ここで資料をいただきコースの説明をしていただきました



公民館入口に移された
道標

利根川の土手沿いの
六軒川を歩く 
昔は利根川から手賀沼へ、物資の運搬に行き来う舟の路でした





瀧田まちかど博物館

2棟の蔵を保存、公開している
瀧田まちかど博物館に着きました
御当主の7代目瀧田甲子男氏がお出迎え




江戸中期から砂糖・塩・油・タバコを商いとし、現在は新道(県道龍ヶ崎線)に面してガソリンスタンドを営んでおられます。




納屋の前に、棟上の儀式に使用した
弓矢飾りが展示されています



江戸〜明治時代、利根川を運航する
高瀬舟が関東の物流経済を支えました



明治からの煙草のパッケージ・塩の相場・戦前の教科書などが公開されています



明治後半に建てられた蔵
煙草製品の保管に使われました





六軒厳島神社〜木下河岸〜山根山不動尊

六軒の開拓時、宮島家が安芸から勧請したと伝えられる神社


鳥居の前に、道路整備などで移動した石仏を、まとめて奉ってあります

庚申塔などが延享のころからの石仏が並んでいます

弁天川に架かる
旧弁天橋(現・六軒水神橋)遠望
文政年間に隣村の利害が絡んでこの橋が毀されてから、街の中心が、東側の現県道沿いに遷ったそうです

手賀排水機場
昭和31年に完成して、やっと手賀沼の洪水が解消したとのことです



干拓稲荷神社
手賀排水機場工事の際に発見されたお稲荷樣の一体を祀っています



干拓稲荷神社にて



利根川の堤防
木下河岸の跡は河川改修で今は看板があるのみ


堤防から見えた
筑波山
河の北岸は常陸国です



山根山不動尊
創建年代は不明、江戸〜明治の水運で栄えた街の名残りを石造物の寄進者銘などで偲ぶことができます


不動堂の上の御詠歌額を読む





「浅草睦会」寄進の番外六番の御詠歌





木下貝層の
貝化石で造った灯篭(お堂の左側)を見る




お堂の右側の貝化石灯篭


江戸時代からの老舗旅館
銚子屋で昼食、まち育て塾会員が吉岡まちかど博物館と蔵に残された棟札にみる吉岡家の歴史をレクチャーしてくださいました


吉岡まちかど博物館

貝化石で積まれた
吉岡家の塀
この珍しい貝化石の石材は、古代から栄町の岩屋古墳、大森の上宿古墳の石室などにも使用されています


吉岡家の門前の
「印西郵便発祥の地」の記念碑
江戸時代の木下河岸の問屋吉岡家は明治になるといっそう事業を発展させ、郵便局も開きました


風格ある
吉岡家の土蔵




土蔵を修理し公開した「吉岡まちかど博物館」と、問屋で庄屋だった吉岡家の現在のご当主



崩壊寸前の吉岡家の蔵をよみがえらせたのは東京電機大学建築科の学生と市民(「志民」)のボランティアでした



修理作業中の土蔵(パネル写真から)




土蔵の二階で神社奉納の幟を見ています



蔵の棟札 明治24年にこの土蔵を建てたのは木下の棟梁三門米吉

裏側には吉岡家の4世代7人の家族名、当主
吉太郎、宣教師ニコライの日記(明治25年)に「ダリア吉岡」で登場する「祖母 六拾九歳」も記されています

吉岡家の庭の
貝化石雪見灯篭の解説をききます



奥庭の
水天宮は、、水運に関わる河岸の人々の災難除けの願いで、文政9年に勧請され、安産のご利益もあったそうです

土蔵の前の陽だまりで、猫がお別れのご挨拶?



上町観音堂

千葉県有形文化財で、永仁五年(1297)銘の銅造十一面観音像が安置されている
上町観音堂です

「印西七福神」の寿老人も祀られています


門前には、江戸時代の
道標など優れた石造物がありました


武蔵屋まちかど博物館

木下駅前通りの新道沿いの町並みを行きます


伝統的な町屋づくりの
武蔵屋さん
ご当主は岩井宗志氏です


この町屋も電機大とまち育て塾で、昨年修復されました


利根川囲堤にあった江戸時代の武蔵屋は、水門番を業とし、後には
宿屋を営み、明治時代、大いに繁栄していたそうです


明治末〜大正の堤防改修で、ここへ曳き家をして移転してきました。その時の史料を見せてもらいました



ご当主とお別れのご挨拶
住みながら守り伝えて、公開くださるご苦労に心から感謝します



元祖木下せんべい店〜木下駅へ
駅前で、名物手焼き煎餅を土産に買って・・・

木下駅へ向かいます


レトロな駅舎の待合室、お疲れ様でした

木下まち育て塾の皆様に感謝するとともに、今後の塾の発展に心からのエールをおおくりします。
市民による地域の歴史研究と文化財の保護活用について、今後ともご指導ください。
ありがとうございました。

参照HP:木下まち育て塾の活動と、木下の歴史のホームページ⇒木下蒸気船物語
2月25日(日)  拡大役員会
        ・午前10時〜12時 市立郷土博物館にて 16名参加。
        ・3月18日の歴史散歩の詳細な予定、平成19年度事業、 
         大和田新田資料学習の今後の課題などを打ち合わせました。
 

  例会   ・同日午後1時〜4時半 市立郷土博物館にて 20名が参加
        ・大和田新田「白井家」文書の全体学習 ・新年度へ調査研究課題の検討
        ・「郷土史研通信」57号発行




白井家文書の解読作業

平成19年1月7日(日) 見学会 新宿山手七福神めぐり   

 初春のおだやかな天気に恵まれ、32名(会員24名、お客様8名)の参加で、昔ながらの街並みの残る神楽坂や内藤新宿など旧牛込区・四谷区の史跡をたずねながら、都会の七福神めぐりをしました。


一番は神楽坂の善国寺(毘沙門天)

西向天神社にて


☆コース
飯田橋駅・・善国寺・・光照寺・・多聞院・・経王寺・・(大江戸線 牛込柳町=東新宿駅 昼食休憩)稲荷鬼王神社・・永福寺・・厳島神社・・法善寺・・西向天神社・・大宗寺・・新宿三丁目駅(16:00)解散予定


飯田橋駅⇒神楽坂を上る


光照寺(牛込氏城郭遺構)にて
(→「諸国旅人供養碑」文政8年)

光照寺にて 寛永7年石塔

宮城道雄記念館

袖摺坂

尾崎紅葉旧居跡

浄輪寺・関孝和墓にて

経王寺(大黒天)
稲荷鬼王神社に着きました
稲荷鬼王神社(恵比寿神)

永福寺

永福寺(福禄寿)

永福寺・本堂横の仏像→を見る

大日如来(宝暦6年)・地蔵(嘉永6年)

「抜弁天」厳島神社

法善寺(寿老人)

法善寺にて

西向天神社境内にて

内藤新宿・成覚寺

成覚寺・遊女供養の「子供合埋碑」

大宗寺(布袋尊)
←江戸六地蔵の一体(正徳2年)
切支丹灯篭→

大宗寺・不動堂絵馬



大宗寺境内にて
石碑→銘文を読む

無事最後の点呼(幹事さんに感謝)



「お疲れ様でした」
ここは新宿通り(NTTビル)でした→

平成19年 大和田新田八幡神社初詣

2007年明けましておめでとうございます。
本年も昨年に引き続き、大和田新田を調査するに当たって、事務局長ほか3名で、、地元の産土様2社にお参りして、会の名前でお神酒を奉納し、研究の発展と皆様 のご健勝を、祈願してきました。
両社ともに青年会の皆様が徹夜で奉仕されていて、また、参拝客に地元のことを知って いただこうと、下区では「史談八千代」の一部コピーを、また上区では郷土史展で使っ た「新木戸祭り」の写真を展示してくださり、私たちの調査成果が地元の若い方々に生 かしていただいている事に感激しました。

2007年を迎える大和田新田の二つの神社 (下区)(上区八幡神社)
12月17日(日) 午後1時〜4時 例会
 
 29名が参加して郷土博物館にて  市民企画展「新四國を歩く」を見学後、古文書の基礎学習と大和田新田に関する史料の解読実習、さらにまだ未解読の白井家文書史料を実見し、今後の解読作業の計画について話し合いをしました。。
 また、午後5時から勝田台にて忘年会をにぎやかに行いました。

←テキストとした『八千代市の歴史 資料編近世U』のNo.72白井家文書

刊行された上記の釈文では、差出人が「大和田新田 (虫損)吉兵衛」となっているが、「善兵衛」が正しいことが判明


クリックして大きい画像でお読みください

市民企画展「新四國を歩く」を見学

関和会員による「地方文書」の初歩講座


未解読の白井家文書
「これなら読めそう?」

学習室が投票会場になったので、
今回は狭い資料室での例会となりました
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高津ひめ神社・2003年三山七年祭を追って

ドキュメント 七年祭を迎える人々 in高津etc
三山七年祭 大祭記録 11.02 in三山
高津ひめ神社花流しの記録 11.03 in高津
画像データ集  高津の「ツジギリ」  咳神様(八千代市・佐倉市志津・臼井など)


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